奇をてらったICソケットの使い方

基板検査に欠かせないオリジナルソケットと検査治具

プリント基板の検査を行うときには、検査治具を使うことが多いけれども各種測定機器を接続するときにはオリジナルソケットも必要な道具の一つになります。オリジナルソケットは、検査治具に直接接続して使うタイプやプリント基板に取り付けてあるテスト用のコネクターに差し込むタイプなどがあるけれども、検査をより簡易的なものにする目的で制作された検査治具の一つといっても過言ではありません。プリント基板に複数の測定機器を接続しながら内部の確認をする作業は、手間もかかりますし作業者の技術レベルによってその工数が大きくなることも少なくありません。特に不慣れな新人検査員とベテランの検査員では、同じ作業を行うとなっても手際などの違いが生じてしまうので、ラインの中での検査などでは新人検査員では対応が取れないこともあるので少しでも簡単に検査ができる部分だけを依頼する形になってしまいます。

オリジナルソケットにはハーネスが付いていて、事前にその先には色々な測定器が接続してあり、このソケットをプリント基板に実装してあるコネクタに接続して治具にあるスイッチを押すと信号が流れる、オシロスコープなどで波形を観測したりデジタルテスタで電圧を確認するなど測定機器の接続をより簡易的なものに変えられるのも魅力の一つです。このように検査工程を簡単なものにしてくれるのがオリジナルソケットの役割になるけれども、誰もが同じようなレベルで検査を実行できるメリットがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です